東宝が過去最高益 「君の名は。」「シン・ゴジラ」のヒットが影響

(読売新聞 4月15日 11時2分 一部省略あり)
東宝が14日に発表した2017年2月期連結決算は、アニメーション映画「君の名は。」や怪獣映画「シン・ゴジラ」の大ヒットで、本業の儲けを示す営業利益が前期比23.4%増の502億円と、3年連続で過去最高となった。

売上高も1.8%増の2335億円と最高を更新した。

2016年8月に公開された「君の名は。」は、今年3月末時点の興行収入が248億円と日本映画ではアニメ映画「千と千尋の神隠し」(308億円)に次ぐ大ヒット作となり、今も上映が続いている。16年7月に公開された「シン・ゴジラ」も興行収入が82億円となり、業績を押し上げた。

また、松竹が14日に発表した17年2月期連結決算の営業利益はアニメ映画「聲の形」などがヒットしたことから1.8%増の75億円となった。

※ここまでニュース記事


興行収入はどのくらいいけば大ヒットなのか
実は興行収入の額だけではヒットしたか、していないかは一概に断定することができません。それは上映スクリーンの数で左右されるためです。また制作費や広告費によってもいくらでも利益の基準は変わってしまいます。

ですが一般的にみられる意見では、ヒットの基準は「10億円」ほどです。かくいう「君の名は。」についても、新海誠監督の前作である「言の葉の庭」が興行収入1億5000万円ほどで最大でしたので、「その10倍行けばいいほうかな」という感覚だったそうです。それが予想に反して興行収入248億円というのは、もはや大ヒットの領域を超えています。


映画業界のいま
デジタル化が進む中で映画業界は衰退すると考えられていました。しかしながら近年は市場規模2000億円前後を安定して推移しています。やはりあの巨大スクリーンで映像を見る感動はテレビやパソコンでは味わえないのかも知れません。

パソコンやテレビが普及してきたいまでも、映画化してスクリーンで見れるようになり動員が減ってからDVD化、ネットでの有料視聴可能、といった流れは変わっていません。著作権も厳しくなっている時代ですので将来的にも映画業界は完全になくなることはないとされています。

ですが最近では「ヒット作」と呼ばれるものはリメイクや続編、実写化といった作品が殆どを占めているのが事実です。たしかにリメイクや続編は「ブランド力」があり、安定した収入が見込めますし、視聴者側もキャラ構成を考えずに物語に集中できるため見やすいといった利点があります。

ですが「革新性」「徹底的」な部分が薄いのも特徴です。今後「君の名は。」のような大ヒット作を生み出すには音楽、物語構成、キャラ設定といった全てにおいての「革新性」「徹底的な作り込み」が求められてくるはずです。


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